ブッダのオールナイト仏教 -其壱-

 

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「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想修行があるんですよ。

インドに古くから伝わる瞑想法の1つで、
これによりブッダが悟りを開いたとも言われている修行法です
 
 
 

確かに、そろそろ悟り開こうかなとは前々から思ってたんですけど、

僕、何を思ったのかインドでその修行してきたんですよ。


中々面白い、というか壮絶な体験だったので、
その時の話を、あまりガチになることなく書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この「ヴィパッサナー瞑想」は、
10日間の瞑想に加え前後2日間のオリエンテーションの、計12日間で行われます。
 
外界とのコミュニケーションを一切断って自分の意識のみに集中する為、
携帯電話やPCなどを没収されるのは勿論、人と話すことも禁止。ていうか人と目を合わせることすらも禁止読み書き禁止。もうとにかく一切のコミュニケーションが禁止。禁止禁止禁止禁止うわああああああ!!!!!
 
高校3年の時の泊まりがけの勉強合宿で、ケータイを没収されただけで「マジキツい」とか言ってた自分に助走をつけてラリアットしてやりたいぐらい、厳しいルールの上で行われます。
 

 

 

「ヴィパッサナー瞑想」は、発祥であるインドの各地で参加することができ、
なんと日本でも、京都と千葉に修行できる施設があるそうです。

この「ヴィパッサナー瞑想」って、毎年たくさんの参加者がいるんですけど、皆かなりの覚悟を決めて参加しに来てるんですよ。
中にはマジで悟り開こうと思ってる人もいるし、とにかくむっちゃガチの人が多いんですよ。

興味本位で参加してしまう人も中にはいるみたいなんですけど、
そういう人はそのガチさに途中でついていけなくなって、リタイアしてしまう人も少なくないそうなんですね。

 

 

 

僕、完全にその興味本位で参加しに来た奴だったんですよ。

 

まぁ、外国人旅行者でこれに参加する人のだいたい10割ぐらいは興味本位での参加だとは思うんですけどね。
逆に、日本人でもうむっちゃガチでこの修行する為にインディア来ましたって人がいたらそれはそれで怖いんですけど。

てか、まず日本人でこれに参加しようって来ただけで既にむっちゃ変態だってことは重々承知なんですけどね。

とにかく、少なくとも他のインド人参加者よりは、
少なからず軽い気持ちで修行に申し込んでしまったと思うんですよ。

 

 

これを、むちゃくちゃ後悔することになるんですね。

ぶっちゃけ、この修行のキツさなんですけど、
興味本位で参加していい代物なんかじゃありませんでした。

 

 

 

 

 

 

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ジョードプルの瞑想修行所は、街から30分以上離れたガチで何もない場所にあります。
完全に、現実世界から隔離されている感じです。

「ちょ、俺とんでもないトコ来ちゃったんじゃないか」感、満載です。

 

建物の周り、本当に何もないんですよ。
何も無いんですけど、

 

 

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ラクダはいます。

 

 

 

 

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修行者には、一人一部屋が与えられます。

僕、この部屋入った時、「ちょ、独房!?」という、非常に素直な感想を持ちました。

 

今回の参加者の中で外国人は、日本人の僕と、オランダ人のルーベンの二人だけでした。
他の8人は、全員インド人です。

初日のオリエンテーションの日はまだ人と話して良いので、
ルーベンと色々話してたんですけど、

なんでコレ参加したん?って聞いたら

「完全に興味本位さ。これから10日間誰とも話せないなんて、クレイジーだよな。HAHAHAHA!!!!」

と、ルーベンも僕と同じく、興味本位で参加してきた奴のノリでした。

 

しかし僕たちは、隣にいたストリートファイターに出てきそうなインド人のじっちゃんが物凄いガチなオーラを纏っていたので、
失礼にあたらないように皆の前では決してチャラチャラしないことに決めました。

 

 

 

オリエンテーションが終わり、早速、瞑想修行に入ります。
この瞬間から、10日間、誰とも話すことや目を合わせることすらできなくなるという、前代未聞の生活が始まるということです。

マルコとマルオの7日間」とは、ワケが違います。

 

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この小さな建物が瞑想をする場所で、中には座布団がひかれており、

生徒全員が先生と向かい合う形になって座ります。

僕達の正面には、
スターウォーズでいうヨーダ的な存在のインド人の先生が1人、アシスタントの先生が1人。

 

瞑想を行う前に英語での講義があり、それに従って瞑想します。

座禅を組み、背筋を伸ばして座り、

鼻の呼吸に集中し、一時間。

 

「過去のことや、未来のことに思考を巡らせてはいけない。
無になるのです。」

 

 

ほう。無になるね。無になる、、、。

 

 

 

 

…!

 

 

僕、無になろうとしてる最中に

無になることにおいて右に出るものはいない、
達人の顔をふいに思い出してしまいました。

彼の顔はけっこう強烈なので、無になろうと集中すればするほど、
彼の顔が頭から離れませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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彼です。

 

ピッコロ大魔王に勝つ為に悟空の修行をつけた、
ミスター・ポポ氏

 

 

 

ミスター・ポポ氏は言いました。

 

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なるほどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は初日なので、この日の瞑想は一時間で終わりました。
本格的な修行は、明日からになります。

瞑想が終わってから、生徒たちは無言でお互いに目も合わさず、
自分の部屋に戻ります。

 

僕はとんでもない修行に参加してしまったと思いながら、

あの独房のような部屋で激しく眠りにつきました。

 

 

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