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ヒッチハイクがビビるぐらい成功し、
無事にイスタンブールに帰ってくることができた僕らですが、
僕らがいた2週間前にはなかったイベント会場みたいなものが出来ており、何やらたくさんのギャラリーが集まっていました。
何のイベントか全然分からなかったんですけど、
なんかテンションの上がったトルコ人にいきなり
「やっぱりイスタンブールだよな!!!!
な!!!!!!」
と言われ、全く意味が分からなかったのでとりあえず
「YES!!!!!!!!!!!!!!!」
と、何の意味も持たない返事をしておきました。
と、キングオブ不毛なやり取りをしていると、
突然、すごい知ってる人がスクリーンに現れたんですよ。
キャ、キャプテンじゃないすか!!!!
トルコの最大の都市、イスタンブールの街のど真ん中にこれほどにまでデカいパブリックビューイングスペースができており、そこにウチのプライムミニスター安倍が映し出されたということで、このイベントは只事じゃない。大学生のテニサーが主催の、チャラいイベントとは次元が違う。ということを直感で理解しました。
僕、何のイベントなのか全く検討もついてなかったんですけど、
冷静に周りをみてみると実はすごい判明していました。
そう、2020年に行われるオリンピックの開催都市を決めるという、
けっこうガチで世界的に意味のあるイベントが、今日たまたま生中継でやるというのです!!!!
そう言えば、東京でもすごいPRしてたの思い出したわ!!
しかも、開催都市で争っているのは
①トルコのイスタンブール、
②スペインのマドリッド、
③そして我らがジャパンの東京!!トウキョー!!
それをイスタンブールでみるとか、面白すぎます。
小野妹子もびっくりの展開です。
周りはトルコ人に囲まれてアウェイになることは間違いないと思ったので、
観戦するならあまり目立たないようにするのが良いと思い
1番デカいパブリックビューイングのスクリーンの、
最前列のど真ん中を陣取りました。
夜になり、いよいよ中継が始まります。
各都市の、「俺らの都市はこんなにアメイジングだ!!オリンピックを開催するのに、ピッタリすぎる!!ぴぎゃあああああ!!」的なプロモーションビデオが流され、
それぞれの都市の魅力を強制的に再認識させられます。
最後のマドリッドのビデオが流れ終わった後、
そういえばむっちゃ最前列でみてるけど、周りってどうなってんだろ?と思って、
ふと後ろを振り返ってみたんですよ。
周りの99,9%を、トルコ人に囲まれていました。
これ、アウェイでした。
セブ留学中、サッカーの日本×韓国の代表戦を
何故か韓国料理屋で韓国人に囲まれながら観戦したぶりの、本物のアウェイでした。
このアウェイっぷり、
『説明会で「私服可」と書いてあったので、それを信じて私服で行ったら
自分以外全員スーツだった時』
の比じゃないですからね。
もうね、こんなオフィシャルTシャツなんかも配布されちゃって、皆ノリノリなわけですよ。
実を言うと前評判、イスタンブールがけっこう良かったんですね。
逆に、スペインのマドリッドはダメなんじゃないかって言われてて。
なので、ぶっちゃけ開催地は東京かイスタンブールかみたいになってました。
僕、実はオリンピックの東京誘致にガチ賛成派だったんで、
むっちゃ応援する気まんまんもいいトコでした。
5分後、東京を応援する予定でいた僕らは、完全にトルコ人がイスタンブールを応援する波に飲み込まれましたからね。
ココ数年で1番のビッグウェーブでした。
この99%イスタンブールに染まってる雰囲気の中で「東京」というワードを出すことは圧倒的に不可能でした。
トウキョウ・インポッシブルでした。
この人達ともあれですからね、「イスタンブーーール!!!!キャーーーー!!!!!!」みたいなノリをフックにして仲良くなった人たちですからね。
僕らも完全には理解してなかったんですけど、
なんか画面みてるとトーナメント戦で東京が第1シードで、
まずはノーシードのイスタンブールとマドリッドが争うみたいになってたんですね。
で、前評判通りイスタンブールがマドリッドに圧勝したんですよ。
勝利した瞬間の皆さんなんですけど、
狂喜乱舞とはこのことでしたからね。
この後、諸々飛ばしますが東京vsイスタンブールの一騎打ちになったんですよ。
そして最後の投票を終え、結果発表の時がやってきました。
全世界が見守る中、
IOCの会長が、一枚のカードを受け取ります。
そこに、2020年のオリンピックの開催地が書かれているわけです。
東京か、イスタンブールか!!!!
結果発表の瞬間、あれだけ人がいるイスタンブールの広場が
一瞬シーンと静かになりました。
間違えました。
これはIOCの会長じゃなくて、大和田常務でした。
「岸川ぁー!!何誤解してるんだお前ぇー!!
知らんよぉ私はそんな事は何も知らん知らんぞお前!!」
本物はこちらです!!
「トーキョー!!!!」
あの有名なシーンですね。
2020年のオリンピックは、東京に決まりました!!!!
これ僕らの過ちだったんですけど、
東京に決まった瞬間に、反射的にテンション上げてしまったんですよ。
体中の全細胞から、「喜べ」っていう指令がきたんですよ。
イヨオオオオオオォォォ!!!!!!!!!
みたいになるじゃないですか。
むっちゃ騒いだあと、周りを99,9%トルコ人に囲まれてるということを思い出したんですよ。
あ、これアカンやつ。周りの状況何も考えずにハシャいでしまった。
阪神ファンだらけの中で、巨人勝利の雄叫びを上げてしまった。
これ、甲子園だったらボコボコにされるぐらいじゃすまん。
そう思って、恐る恐る後ろを振り返ってみるとですよ、
皆さん、静かに全員真顔でしたからね。
でも、そこはさすがトルコ人ですよ。
一瞬真顔にはなったものの、その後会場は拍手で溢れ、
僕らが日本人だと分かると
「おめでとう!!東京遊びに行くよ。」
「悔しいけど、良かったね!おめでとう!」
「おめでとう!!オリンピック羨ましいよ!!」
みたいなカンジでむっちゃ声をかけてくれました。
トルコ人、やっぱむっちゃ良い人たちすぎる。ホスピタリティの数値、スカウターで計ったら間違いなく「ボンッ!!」ってなる。
その流れで、僕、現地のテレビ局からインタビュー受けましたからね。
「めざましテレビ」的な朝の情報番組らしいです。
美山、遂に世界デビューを果たしたことになります。
インタビューなんですけど、
「オリンピックが東京に決まったということで、今の気持ちを教えて下さい!!」
みたいな、なんとも簡単な内容だったんで余裕だと思ってたら、
緊張してむっちゃ噛みましたからね。
ただでさえインタビューって緊張するのに、それを外国語でってなるともう凄いです。
僕はなんとか後半で挽回したので、
放送日、トルコのカトパン的存在の人にこのジャパニーズはクールでアメイジングだと言われてたのは確実だと思います。
トルコの皆さんの結果出てからの帰る早さ、尋常じゃなかったですからね。
このあと僕らは宿に戻り、
イスタンブールの人たちにはちょっと悪かったですけど、
オリンピックが東京に決まった喜びを肴にして乾杯しました。
東京オリンピックが開かれる2020年には、僕はちょうど30才。
どこで、何をしてるんでしょうか。
ワイハでちゃんねーと毎日ビーチでパーリナイしてることを、
切に願います。
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