佑介美山のゾッとした話 〜ドーハの悲劇〜

 

大学三年生の春、春季の関東大会が千葉県の白子町でありました。

 

関東大会が終わり、白子から神奈川の湘南までというハイパー長距離ドライブを終え、まあ運転してたのはともひろで僕は助手席でハイパー寝てただけなんですけど、
無事に茅ヶ崎のアパートに帰ってきました。

 

高速道路がMAX渋滞で帰り道だけで5時間ぐらいかかったので、僕は助手席でハイパー寝てただけなのにもかかわらず、ともひろより疲れていました。

 

 

 

 

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部屋の中に入り
荷物を置き
とりあえずベッドに座って「まふう~」と一息つきますね。
 
 
11時をまわっていたのでもうシャワー浴びて寝るか
 
それともジャンプ読みにちょっとミニストップでも行こか
 
そんな事を考えてたそのとき
 
 
 
 
僕の左手に、カサカサと虫系な何かが俊敏によじ登ってきました
 
 
 
 
僕は15回ぐらいまさかと思いました
 
 
 
 
僕のベッドは茶色ですが
 
同じ茶色とは思えないぐらい不愉快な茶色をしたなんか虫が、確かにそこにいました
 
 
 
 
 
 
僕はとてもポジティブに
 
いやこれはコオロギだろう
 
秋だし
旬だね
 
と自分に言い聞かせましたが、
100人に聞いたら2万人ぐらいが「コレGだよ」というぐらい
ソレは「G」でした
 
 
 
 
 
 
 
僕は外では見たことはあったのですが
 
家の中で奴を見たのは初めてでした
 
 
 
外で見るのと中で見るのでは威圧感が全然違います
 
どれくらい違うかというと
 
レアルマドリードコンサドーレ札幌ぐらい違います
 
 
 
 
 
 
 
てか僕は部屋をホントにマジで徹底的にキモいぐらいキレイにしていて、
「G」が出ることはまずないだろう
 
という絶対の自信がありました。
 
 
 
「G」が命がけで、途中で何人かの仲間を犠牲にしてまで、
壁を登ってきてやっとこの207号室に入れるぜというところまでたどり着いたとしても、
 
「いや、ココはアカン!!コイツこんなに頑張って部屋キレイにしてるのに俺らみたいなヌルヌルが入ったら申し訳なさすぎる!!ちょ、隣の部屋行こ」
 
とGが思わず遠慮してしまうレベルまで部屋をキレイにしていました。
 
 
 
それが、破られたのです。
山王戦で、沢北に桜木赤木流川の3人が空中でかわされてシュートを決められた時の、湘北の気分です。
 
 
そのショックと何故だという怒りから、
僕はケンシロウに敗れてカッコよく死んだあとのラオウばりに
マジに5分ぐらい立ちつくしていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このままではいけないと思った僕は、
 
このコオロギ似の変な虫を早急に倒さなければいけないという事実に気づきました
 
 
殺虫剤的な何かを探したのですがありません
 
 
 
 
 
 
代わりに僕が見つけたのは、ファブリーズお日さまの香りでした。
 
 
 
 
 
もうしょうがないと思い
とりあえずファブリーズお日さまの香りをその虫に向かって激しくかけまくってみました
 
 
 
2012年でファブリーズを使った人の中でも、ベスト4に入るレベル
とんでもない勢いでかけました
 
 
 
 
 
すると何と
ファブリーズお日さまの香りのチカラで、その虫は死にました
 
 
 
 
いとも簡単に倒せすぎて、僕はびっくりしました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ファブリーズは衣服の消臭・除菌だけでなく、Gも倒せるメガドンキホーテ級に万能なスプレーということです
 
 
P&Gも、とんでもない兵器を開発したもんです
 
 
この事件のあと僕はファブリーズそよぐ草原の香りも買い揃えて、更に盤石な状態にしたのは言うまでもありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4年間このアパートに住んでて、Gが出たのはこの1回だけです。
 
ノーヒットノーラン達成まであと1人というところで、痛烈なツーベースを打たれたような気持ちです。
 
 
この美山の歴史に残る大事件を、
僕は「ドーハの悲劇」と呼んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何が言いたいかというと、ファブリーズさえ持っとけば人生で起こる大抵のことはなんとかなるということです。
 
 
佑介美山のゾッとする話、
司会は千原ジュニアさんでした!!ありがとうございました!!
 
 
 
 
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