砂漠のオアシス、ガチすぎる


エクアドルはキトを出発し、次はペルーのリマという街に向かいます。

移動手段としては、飛行機かバスという、2つの選択肢がありました。
大賢者・美山は、まず地図で位置関係を確認してみたんですね。

 


一見、完全に遠そうなんですよ。ここ南米だし。
でも、地図をちょっと離れたところから見てると、なんか近い気もしてきたんですね。


大体みんな飛行機で行くよ、と宿の親切な青年が教えてくれたのですが、

節約命のバックパッカーにとって、飛行機というカードはここぞという時にしか使いたくないんですよ。
大富豪で言うと、「スペードの3」と同じぐらいとっておきたい選択肢です。

まぁいいか、時間あるし。という非常にロジカルな思考の結果、僕はバスでペルーに行くことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

38時間かかりましたからね。

 

 

 

 

キトからリマは、南米大陸の四分の一ぐらいを移動する圧倒的長距離だということに、バスに乗ってから気付きました。
もし過去に戻れるなら、バスに乗ろうとしてるときの自分を、たとえそれによって歴史を変えてしまうとしても、絶対に止めます。

38時間って、ほぼ2日間と言っても過言じゃないですからね。
しかもWi-Fiとか無いから、「息する」しかやることないです。

 


なんか一番前の席だったので、景色はこんな感じ。

みんなが日本でがんばって経済をまわしてる間、
俺、38時間バスに座ってるだけでした。まじごめん。


バス会社に「30時間かかる」って言われてその時点でちょ、やばくね?って思ったんですけど、

着いて時計見たら、合計38時間かかってました。

ここまでくると、まぁ+8時間ぐらい誤差か😉という感情に、全然なりませんでした。
お前らインドって呼ぶぞ!!おらぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

無事にペルーに着きました。
38時間ぶりにベッドで横になれた瞬間、体中の細胞がスタンディングオベーションでした。


ペルーって、めちゃくちゃ見どころがある国なんですね。

なんと言ってもあのマチュピチュ遺跡や、ナスカの地上絵など、地理がオール1だったやつでも知ってるレベルの世界遺産がたくさんあります。

早速マチュピチュに向かおうと思ってたんですけど、街のバーで陽気なペルー人と仲良くなって喋ってるときに
RPGばりの情報が飛び込んできたんですね。

 

 

 

「ユースケ、ここの近くには砂漠のオアシスがあるぞ。もし時間があるなら、そこも行ってみるといい。」

 

 

 


ちょ、砂漠のオアシスって!!!!!!!

いや、簡単に言われちゃ困るわ。

僕、鳥取砂丘行ったことありますけど砂漠ってマジで過酷です。
あんなゴリゴリの砂地に、水とかヤシの木とかが存在できるはずがありません。

オアシスなんてものはあくまで空想上のものであって、現実のものでは絶対にないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うおおおおいいいぃぃぃぃぃぃ
ガチでオアシスある!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 



ここワカチナは、まじでビビるぐらいガチな砂漠のオアシスです。
「オアシス」と言われたときに誰もが想像する光景すぎて、逆に引きました。

「中二病気味の人にオススメしたい場所ランキング」で、ベスト3には入ります。

 

 


普通に砂漠の中に町があって、人口も200人ぐらいいるとのことです。

ちょ、ここ出身だったら、やばくないですか?
出身中学、たぶん「オアシス第二中学校」です。

 

 

 



砂漠では、バギーに乗ったりサンドボードをして遊ぶことができます。

スノボやってるしサンドボードも余裕だと思って滑ったら、普通に転びました。
雪の2兆倍はジャリジャリしてます。

 

 

 

 

 

 

地球の陸地の4分の1は砂漠とは言え、僕は普通に鳥取砂丘ぶりの砂漠だったので
非日常の世界すぎて、色々と物思いに耽ります。

僕はここでこの旅を通じて感じてきたことや、帰国後にやっていきたいこと、
そして38時間バスに乗った意味などについて、非常に深く思考を巡らせました。

 

 

 


ワカチナ砂漠では一泊だけして、
「スナスナの実」の使い手であるクロコダイルを倒した気分に浸りながら、また次の町へ向かいます。

 

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