本物の赤道は、何故かこのドライブでGoogle Mapのナビを信じすぎるとたまに連れていかれる、
意味わからん道みたいなところを進んだ先にあるみたいです。
〜当時の「株式会社赤道」プロモーション部〜
部長
「なにっ!?赤道の場所が余裕で違っただと!?
どうするんだ、全然違う方にスゴいの作っちゃったじゃないか!」
ヒラ
「申し訳ございません!!赤道の場所図ってたそれっぽい人が『まぁこの辺っしょ』って言ってたので、完全にそれを鵜呑みにしました!ウケる!」
部長
「まぁそれは確かにウケるとして、
こっちの本物の赤道の方はどうするんだ!」
ヒラ
「決まってるじゃないですか!あの偽物の方よりすごいの作りましょうよ!だって本物だし!」
部長
「いや君があっちを本物だって言うから、偽物の方に予算全部使っちゃったよ!もう二千円ぐらいしか残ってないよ!」
ヒラ
「ええ!まじですか!ディズニーシーみたいにしたかったのに!」
部長
「こうなったら、DIYだ!!首相にバレる前に、DIYでそれっぽく作るんだ!!」
本物の赤道がある場所の、入り口です。
DIYにしては、かなり高いクオリティになってます。
これが正真正銘、北半球と南半球を分ける、ガチの赤道になります。
ちょ、本物の赤道、地面に赤く塗ってあるだけなんですけど!!
体育館の、縦横無尽に張り巡らせてある色んなスポーツの線とほぼ同じクオリティなんですけど!!
まぁ、記念碑の場所間違っててブーブー言ったけど、
そもそも地球の真ん中が大体この辺って分かる時点で、昔で考えるとすごすぎる。
伊能忠敬も、思わず「ゃばくね?」ってギャル語で言うぐらいすごい。
この本物の赤道の上では、地球の自転の関係で起こる、不思議な実験をいくつかすることができます。
色々できちゃうんです。そう、赤道ならね。
例えばこれは両面の日時計で、片面が半年分になります。
パッと見よくわからないですが、ゴイスーです。
あと、自転の影響を回避できるので、
釘の上に生卵を立てられるらしいんですね。
いや釘の上に卵って、どう考えてもむずいじゃないですか。
そんなシチュエーションに遭遇したことはないので、知らないんですけど。
でも、熟練のガイドさんが、「Very easy」って言うんですね。
ああなるほど、普通にやったらどう考えてもムズいけど、赤道の上だったら不思議な力によって簡単に
一緒に行ってた友達は、何故か難なくクリアしてました。
悔しいです。自分からやろうと言い出した男気じゃんけんで、一撃で勝ったときと同じぐらい悔しいです。
因みに、この卵ミッションに成功すると、なんと
「卵先生」という証明書を、スペイン語で発行してもらえるんですね。
ビビるほどいらんな!!いいな〜!!
個人的に、すごいと思ったのがこれです。
赤道直下だと、「コリオリの力」の慣性により、水が渦を巻かずに流れるというものです。
これが面白くて、赤道から北半球側で水を流すと反時計回り、南半球側で流すと時計回りで水が流れました。
これはつまりどういうことかと言うと、「すごい」ということです。
「コリオリの力」とは、「地球が東向きに自転しているために、その上を移動するものに働く慣性」だということは本能で理解していましたが、
実際に台風の向き以外で実感したのは初でした。
本物の方の赤道記念碑、色んなモニュメントもあって面白い雰囲気が満点です。
ぜひいつか、エクアドルに行ってみることをオススメします。
銃とかナイフをもってるやつがまぁまぁいるぐらいで、それ以外は特に安全です。