ウィークエンドはパリで

 

 

パリの朝です。
サムの母ちゃんが朝ごはんに作ってくれた、謎のカレーみたいなやつが想像を絶する美味さでした。
料理名を聞くと、「Mama’s Special」とだけ言われました。情報量、少なすぎる。

 

 

 

 

 

サムの家族、むっちゃ仲良いし、微笑ましさを絵に描いたような良い人たちなんですよ。
フランスにいるのに、イタリアのサッカーチームのユニフォーム着てる謎のやつをちゃんと歓迎してくれるぐらい、良い人たちです。

 

全員ツボが浅いので、基本みんな爆笑してて楽しいのですが、特筆すべきは髪が長い方のサムの姉ちゃんです。

サムの姉ちゃんは普通に英語が話せるのですが、テンションが上がった時のみ、いきなり謎の言語になるクセがあります。

 

サム姉ちゃん「ユースケ今日はどこに行くの?
私のオススメはね、エッフェル塔の近くにある☆○★*∞★*≫Å♪※♪♀!!」


サム「ねーちゃん、謎の言語でてる!!」


サム姉ちゃん「うそ、出てた!?ごめん完全に無意識!!それでね…」

 


5分後

 


サム姉ちゃん「…その時ね、私の友達が☆○★*≫○★*∞Å♪♂!!!!」


サム「ねーちゃん謎の言語でてるって!!!!」


サム姉ちゃん「え、出てた!?まじ気付かないわ!!ウケる!!」


これがどこの言葉なのかは全く分かりませんでしたが、これが出るたびにまた全員で爆笑します。最高です。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


いくつかマイナーな観光地をまわりましたが、本日の最終目的地はここです。
ルーブル美術館です。
うおおお!!ダ・ヴィンチ・コード!!!!

もともとは要塞として作られ、その後王の住居となり、色々あって美術館になったと聞いてます。
深すぎる。

 

やはりその場所の歴史などをしっかり調べてから来るのと、調べずに来るのだと、かなり受け取り方が変わってきますよね。
僕は完全に何も調べずに来ました。

 

 

 

 

 


ルーブル美術館にインしました。
あの入り口のピラミッドの、真下の中庭です。
「美」による先制攻撃がすごいです。

ルーブル美術館は展示品も非常に多く、全て見て回るには1週間はかかると言われているのですが、
今回、僕はそこを一日で見て回るという快挙を成し遂げました。

 

 

 

ルーブル美術館には彫刻や絵画だけでなく、こういったお部屋も展示されているんですね。
これは「ナポレオン三世の居室」です。
僕が茅ヶ崎で一人暮らししてた時の部屋と、装飾がほぼ同じでした。

 

これは大食堂です。
ここで気軽に納豆ご飯とかを食べるのは不可能だと思いました。

 

 

 

 

これは「自分のちんちんを見てすごくガッカリする像」ですね。
作った人の心情、ビシビシ伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

ちんちんのくだりでサムと爆笑しながら歩いていると、ふいに目の前に世界トップクラスの彫刻が現れました。
「ミロのヴィーナス」です。
急に有名なやつがきすぎて、思わず真顔になりました。

エーゲ海のミロ島で発見されたので、ミロのヴィーナスと呼ばれるようになったということは僕は生後3日目に知りましたが、
正式には「アフロティーデ」という名前だということは最近知りました。全然アフロじゃない。


因みにミロのヴィーナスがルーブル美術館を出て海外で展示されたのは今まで一度だけで、
それが1964年に東京と京都で行われた展示会らしいです。日本、優遇されすぎてる。

 

 

 

 

 

ルーブル美術館の中でも、特に圧倒的な主役感を醸し出す絵画がありますね。
展示されている場所を、わざわざポスターで案内されるレベルです。

僕とサムは「名前を言ってはいけないあの方」ばりに無駄に演出感を高めて、
それが展示されている場所にゆっくりと歩を進めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しゅごい。本物や。

世界でいちばん有名な絵画と言っても過言ではないこの「モナ・リザ」は、
レオナルド・ダ・ヴィンチという、世界でいちばん有名な画家と言っても過言ではないメンズによって、1503年頃に描かれたと言っても過言ではありません。

僕のアートに対する造詣の深さは相当のものがあると専門家の間でも騒がれていますが、さすがにモナ・リザの本物が目の前にあるのは震えました。

 


「モナ・リザ」の魅力の一つは「謎」です。

この絵画は、未だにモデルの素性、画家が作品を保有していた期間、フランス王室のコレクションに収蔵された経緯など、様々なことが明らかになっていません。

モデルの女性は様々な説が議論されていますが、フィレンツェの織物商人の妻である「リーザ・ゲラルディーニ」さんという説が最も濃厚です。
他にもダ・ヴィンチのパトロンだった「ジュリアーノ・デ・メディチの愛人説」や、
「レオナルド自身説」などもあるらしいですが、「レオナルド自身説」だけはまじでないだろと思ってます。

 

 

 

 

 

 

他にもNIKEの名前のモデルになった「サモトラケのニケ像」や、「目には目を、歯には歯を」で有名な「ハンムラビ法典」など、
アート好きからすると尊さで失神するレベルの美術品がてんこ盛りに展示されています。
有名なのが多すぎて、常人であれば胸焼けします。

ルーブル美術館、さすがの実力すぎました。
人によっては一生に一度来れたらいいレベルの場所ですが、サムからすると近所なので来ようと思えば週5で来れると言っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サムの家にもう何泊かさせてもらい、ゆっくりパリを見て回った後は
フランスの他の都市には行かず、ドイツにゆきます。ツンデレ確定です。

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