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プラダを着た美山

      2020/07/31

 

僕はイタリアのミラノからフランスのパリに移動するという、移動界の中でもトップヒエラルキーの響きのフライトをかまそうとしていました。

 

ただ、今回乗る飛行機が「ライアンエアー」という、ヨーロッパでは最恐と悪名高い航空会社だったんですね。

 

前々から、評判は聞いてたんですよ。欧州最大手のLCC会社のはずなのに、前評判的にはこうですよ。

「二度と乗ろうと思わない航空会社」

「掃除がされておらず、シートの上によくポテチが落ちている」

「機内販売で、謎のスクラッチくじをパワープレイで売りつけてくる」

と、インから始まってドで終わる国のような口コミばかりなんですよ。
でも数千円でパリまで行けるので、しぶで乗ることにしました。

 

 

結果から言うと、僕の席には1コしかポテチは落ちておらず、少し席は狭いものの普通に空を飛んで、
謎のスクラッチくじは確かに売られそうになりましたが誰も買ってなかったので、何の問題もなくパリに着いたんですよ。

ただ着陸の瞬間だけ、他の航空会社のときと、明らかに空気が違ったんですね。

そろそろ地面に着くか着かないかのランディングのときぐらいから、周りの乗客が

「オオ…」


「プリーズ…」


「オゥゴッド…」


とか言い始めたんですよ。ちょ、ゴッド!?

で、死ぬほど激しいランディングの末に見事着陸したんですけど、着陸成功の瞬間に謎の祝福のラッパ音が大音量で鳴り響いて、乗客全員がむっちゃ拍手するんですよ。
カンプ・ノウで、メッシが点決めたときに迫る勢いの拍手です。

いや、それロケットが宇宙から無事に帰ってきた時ぐらいのテンション!!
と思いながら、1人で飛行機を降りました。

 

 

 

シャルル・ド・ゴール国際空港の、なんか駐車場みたいなところです。既に、かなりパリ感が漂ってます。

 

 

 

 

パリでは、ラオスで会った「サム」というフランス人の家にお世話になることになっていました。

(↑ラオスのときの写真)


そう、伝説のエアーおじさんと一緒にラオスで釣りをした、あの死ぬほどツボが浅いサムです。

サムとはラオスでかなり一緒にいたので、中学が同じだったんじゃないかと思うレベルで仲良くなっており、
ミラノにいるときに「これからパリ行くで」と、サムに連絡してみたんですよ。
そしたら「こないだ丁度パリに帰ってきたからスーパーウエルカム」という最高な感じでした。

 

サムは「ヨーロッパで一番いいやつ」の異名をもつほどのいいやつなんですけど、
なんと空港まで迎えにきてくれたんですよ。
これ、「地球で一番いいやつ」にレベルアップする可能性、十分にある。

そのまま、パリ郊外のサム家に向かいます。

 

 

 

 

 

 

サムの家はパリ中心部から少し車で行った、東京でいうと調布的な場所にあり、家族と一緒に住んでいました。

「とりあえずパンでも食べようぜ!ユースケ!」

そう言いながらフランスパンを振り回すサムを見て、「ああ、やっぱりフランスではフランスパンを食べるんや」と思いました。

まぁ、ここはフランスですからね。
日本が国花である桜を植えるように、フランスではフランスパンを、パン屋さんに並べるのでしょう。

 

 

美山用に貸してくれた謎の部屋。優しい。

 

サムは日本にも何回か来たことがあり、日本が普通に好きということもあり
話の流れで、「最近日本で流行っているアーティストはどんな感じなの?」って聞かれたんですね。

これは何気ない会話に聞こえるかもしれないが、かなり回答に対して慎重になる必要がある。と思いました。
僕の回答次第で、「日本」という国のイメージが決まるからです。

 

その時期、タイミングが悪いことに日本で爆発的に流行ってたのがゴールデンボンバーだったんですよね。

いや、全然いいんですよ。カラオケで歌うぶんには僕も最高に好きなんですけど、この話の流れ的には諸刃の剣すぎると思ったんですよ。まぁでもサムならツボ浅いから爆笑してくれるかなと思い、
「女々しくて」のPVをYouTubeで流してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サム、世界で一番真顔になりましたからね。

 

観終わった後、「日本に抱いてたイメージが、また少し変わったよ!」とめちゃくちゃ笑顔で言われたので、
僕はフランスに対する、日本という国のブランディングに完全に失敗した結果となりました。
まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サムの家はパリ中心部まで近いので、普通に車で、有名な場所に行けます。

ふらっと歩いただけで教科書に出てくるレベルの建造物があるので、パリの実力ヤバすぎると思ったんですけど
この噴水、完全に見たことあると思ったんですよ。
しかも、有名な映画で観たことあると。

 

 

 

 

 

 

「プラダを着た悪魔」で、ハサウェイ先輩が最後ケータイ捨ててたむっちゃ重要な場所やんけ!!!!

 

ロケ地に来てしまった以上、アン・ハサウェイと俺が付き合う可能性、うっすら出てきたわ。
とボケで言ったら、サムが「それはないと思う。」って真顔で言ってきました。

 

 

次の日は、サムが凱旋門とエッフェル塔とルーブル美術館という、マイナーな観光地に連れて行ってくれるらしいです。
なんそれ、初耳すぎるわ。

 

 - フランス!!!!!

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