ビエンチャンの路上で得た、人生の教訓。

 


どうも、象使いの美山です。

海沿いの道を象でドライブしたい方、
江ノ島沿い爆走2時間コース、5000円から受け付けております。

完全女性限定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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サンドイッチとシェイクと100円ビュッフェが好きすぎて
一週間もいてしまったこのルアンパバーンを離れる日が、遂にやってきました。

ラオスにいれるの、15日間だけですからね。
南部の方まで行くなら、ちょい急がないとアカンということにさっき気づきました。遅え。

 

 

次はラオスの首都、ビエンチャンに向かいます。
ルアンパバーンとビエンチャンの間には「バンビエン」という町があって、
このコースを行く旅人のそうですね7~8割方はバンビエンにも寄ると思うのですが、僕はここでも「反逆のカリスマ」っぷりを遺憾なく発揮して行きませんでした。

 

バンビエンで有名なものと言えば、チューブでひたすら川下りをする遊びと、ハッパ。
バンビエンはハッパの町として有名です。

僕はハッパはおろかタバコさえ吸ったことのない超爽やか健康赤丸スポーツマン風紀委員長系男子なので、まじでドラッグとかもう完全にヤンキーです。そうゆうトリップは今世ではやりません。

チューブ下りは楽しそうでしたが、南部の方に時間をかけたいということもあるので
今回、バンビエンはスルーです。

 

 

 

 

 

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宿に貼ってあった、バスの料金表です。
他の場所は全部金額が明記してありますね。
一方、僕の行きたいビエンチャンの部分を見てみましょう。

そう。「パパに聞け!!!!」です。

パパっぽい奴、3人はそこに寝転んでるねんけど
パパはどれやねん!!

 

とりあえずその辺にいた若いスタッフに話しかけると、
「俺でも良いよ。」と言うので手配してもらいました。
パパに聞けの意味。

 

夜8時発の、スリーピングをしっかり予約しました。

 

 

 

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街中からトゥクトゥクでバスターミナルに向かい、
夜19時半頃に到着。

30分前行動。我ながら、完璧な時間配分です。
美山の旅人レベルを焼肉で表すと、
既に「上カルビ」ぐらいまできてるんじゃないかと専門家の間で言われているほどです。

 

このバスターミナルでは、宿のスタッフがくれた仮チケットを受付に持っていくと、
本チケットと交換してくれる仕組みです。

僕は流れるような動きで、受付のオッサンに仮チケットを渡しました。

 

僕「ビエンチャンまで夜行バスで。20時発っすよね?」

オッサン「………(仮チケットガン見)」

オッサン「…このバスは俺らは知らない。

 

知らない?
ほーう。知らないんだって。

し、知らない??!!! 

 

いや宿の人にチケット取ってもらったんですけど!!!!
ココって間違いなく言われたんですけど!!!!
って3人ぐらいに聞いてまわると、

 

「あー、これは明日の朝だな、にーちゃん」

は…

 

 

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8:00AMって書いてある…

ちょ、あの宿のやつ、どんなケアレスミスしてくれてんねん!!!!
夜行バスって、俺4回は言ったぞ!!

いやあああああああ!!!!!
むきょおおおおおお!!!!!
と、旅人レベルを焼肉で表すと
焦げて食べれなくなった肉」ぐらいのレベルの低い勢いで騒いでると、

そこはラオス人!いい奴ら!

「ちょーど席が空いてるから、20分後のバスに振り替えてあげるよ!!」

サンキューデーース!!

 

 

 

 

 

 

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スリーピングバス、まじで快適です。
普通の座席でも余裕で寝れる僕に、こんな快適なシートを提供してしまっているのですから、
どれだけ深く寝てるのか自分でも怖くて想像できないです。

まじで、東京→大阪間にもこれ設置されれば良いのに。

 

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上の座席の、ラオス人の子供。
降りるたびに、何故か5秒ほどガン見してきます。
ちょ、俺そんなレア?

 

 

 

 

 

 

 

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早朝、ビエンチャンに到着。
い、田舎!!首都にしては、田舎すぎる!!
ラオスの、そんなところが好き!!

 

ビエンチャン、特に何もありません。
強いて言えば、

 

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この凱旋門っぽいのがあるぐらいです。
パトゥーサイというらしいです。

これ、マジで凱旋門をモデルに作られたらしく、
なんで作ったかっていうと、空港建てるときにコンクリートが大量に余ったかららしいです。

ちょ、余ったからって!!

 

 

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上にも登れます。

しかし、中に入るためには、入場料が要ります。
3000キップ(30円)です。

激高です。

 

 

 

 

 

 

 

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特にすることも無いので、街をちんちんのようにぶらぶらしていると、
路上で焼き鳥が売ってたので食い気味で買いました。

 

東南アジアって、路上にめちゃめちゃ野犬いるんですけど、
歩いてたら突然、ハイパーデカい犬(×2)に追いかけられました。

野犬のほとんどは大人しい犬ばっかで、
普段は寝てるか、あと寝てるか、それか寝てるかしかしてないんですけど、

そんな大人しい奴らが急にサプライズで追っかけてきたので、
僕は完全にパニックです。

ちょ、なんでコイツら追っかけてくるん??!!!
めっちゃ怖いねんけど!!
うわあああああ!!!!!!!
噛まれんのとかマジでホントに無理なんですけど!!

 

 

そのとき僕、右手に、
激しく良いニオイを放つ焼き鳥を持っていることに気づきました。

 

 

こ、こ、コイツや!!
あいつら、俺じゃなくて焼き鳥をハントしようとしてるだけや!!

犬が追いかけてくる原因をこの天才的ひらめきにより突き止めた僕は、
残った焼き鳥とかマジでどーでもいいので

「おらああぁぁぁ!!とってこおおぉぉぉぉい!!」ばりに投げて、
ダッシュで逃げることに成功しました。

イヌ、最終的に五匹くらいになってました。

まじそうゆうのやめてや。

 

 

「東南アジアでは、焼き鳥を持って街を歩かないこと。」

小学校の教科書に載せた方が良いレベルに、教訓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パトゥーサイへは歩いて行ったのですが、
帰り道、東南アジアらしさ全開のスコールをくらいました。

日本でめっちゃ雨降ってる日、想像してみて下さい。
その5倍降ってきました。

近くの木の下で、トトロばりに雨宿りをしてると
1人のバイクに乗ったラオス人がネコバスばりにやってきました。

 

「めっちゃ雨降ってきたね!!韓国人?あ、日本人?
どのへん泊まってるの?!良かったら、送ってくよ!!」

そのラオス人の青年は、自分の着ていた完全防備のジャンバーを僕に着せてくれて
自分はびしゃびしゃになりながら、僕を宿の近くまで送ってくれました。

 

「じゃあ、僕行くね!!気をつけて帰ってね!!良い旅を!!」

僕は失礼ながらも、今までの東南アジアでの経験からして、
最後にお金を請求されるんだろうなと思ってしまっていました。

しかしその青年は、僕にお金なんて要求してくることなんてありませんでした。
完全な善意だけで、見知らぬ外国人の僕を助けてくれました。
モラル100です。

 

 

東南アジアに限らず、多くの国において
どうにかしてお金をふんだくってこようとする輩がいることは事実です。

しかし、このように本当に善意だけで
外国人に優しく接する人も確実にいるということもまた事実。

この辺はみんなぼったくってくるから、と全ての現地人に対して耳をふさいでしまうと、
こういった本当の優しい人との出会いの機会も失ってしまいます。

それを見極めるのは非常に難しいことですが、
旅を充実したものとするためには欠かせないことです。

 

 

 

旅をしていて、その国の印象というのは完全に「人」で決まりますよね。

例えば、エジプトのピラミッド付近のように素晴らしい観光資源があっても、
そこにいるエジプト人の大半がウザくて、
エジプトにはあまり良い印象を持たなかったという話を良く聞きます。

この青年もそうですが、
ラオス人、良い人ほんと多いんですよ。
多くの人がラオスは最高と言う理由は、ラオス人の人の良さも大きく関わっていると思います。

 

これは日本に置き換えても勿論同じように言えることで、
日本人の外国人に対する態度の1つ1つが、その外国人の日本への印象を大きく左右します。

今までも困ってる外人さんがいたら助けてあげようとかそういった意識は持っていましたが、
これからはもっとその背景まで考えた上で行動できるようになると思います。

 

 

 

 

 

ビエンチャンは一泊だけして、ラオスの南部、シーパンドンに向かいます。
この夜行バスで、僕は長友に激似のラオス人のオッサンと恋人同士のように添い寝することになります。

乞うご期待!!!!

 

 

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