今日はついに世界遺産界のトップオブトップ、マチュピチュに行く日です。
「ワン・ダイレクション」のライブに行くのと同じぐらい、楽しみにしてた日です。
マチュピチュは高い山の上にあるため基本バスで登りますが、中には徒歩で登る人もいるそうです。
「マチュピチュを徒歩で登るのは大変だが、その分景色が綺麗に感じるぞ。苦労する分、あれは最高だ!!」
と宿で謎のオッサンが言ってました。
僕はなるほどと思い、余裕でバスのチケットを購入しました。
この山を登っていくと、マチュピチュがあるそうです。
正直、下から見た感じだと
「マジでこんな場所に、空中都市なんてあるんか?」という感じです。
「そこに愛は、あるんか?」と同レベルの、崇高な問いです。
マチュピチュの入り口。
世界中の多くのバックパッカーと、多くの野犬が集まっています。
ついに、マチュピチュ内部に入ります!!
らああああ!!!!!!!
入場して2分で、もうぽい。
朝は霧がかっていることが多く、昼にかけて徐々に雲が切れていくことが多いそうです。
「天空にある遺跡」だけでもすごいのに、それが霧がかってたらRPG感が最高レベルすぎる。
いんやあーーーー!!!!すげぇ!!!!!!
こんな標高の高い山の中に、滅亡したインカ帝国の文明が残った遺跡があり、
なんなら一時期は実際に人々が生活をしていた形跡がある。(水路とかも残っている)
そして、その謎は未だに解き明かされていないんですね。
もうこれは、ロマンを超えてマロン、と言っても過言ではないです。
遺跡の内部に、特に霧が濃いエリアがありました。
僕が歩を進めると、奥の方に何かの気配を感じたんですよ。
霧がスーッと晴れていき、
それが姿を現したんですね。
伝説のポケモンや!!!!!!
霧がかった古代遺跡の中で、
1匹で静かに佇んでましたからね。
間違いなく、
史上初の「ふつう」タイプの伝説のポケモンです。
すぐにオーキド博士に報告です。
これぞ、誰もが知るマチュピチュ。
マチュピチュ・オブ・マチュピチュ。
南米大陸の旅も、もう終盤になってきました。
日本を出て早一年半、旅に自分が求めたものはたくさんありますが、
地球の裏側にある、これだけ素晴らしい景色を見れただけでも、世界一周の旅に出て良かったなと思います。
「俺、マチュピチュ行ってんけど」と合コンで言えるようになるだけで、本当に大きな価値なんですね。
圧倒的なビュースポットのこの場所で、写真を撮ることにしました。
僕は近くにいた優しそうなヨーロピアンの男性に、写真をお願いしました。彼は快諾してくれ、
「後ろから、景色を見ている感じがいいよ!」
と、慣れた手付きでサッと撮ってくれました。
「これはパーフェクト!!!」
と言って、カメラを返してくれました。
彼も会心の出来みたいな顔をしてたので、どんな写真が撮れたのか、確認してみたんですね。
ちょ、写真下手すぎる!!!!
パーフェクトの要素、微塵もない!!!!!!!
篠山紀信さんも驚愕の、完璧とはかけ離れた構図です。
そもそもマチュピチュ全部写ってないですからね。
もしお題が、
「世界遺産を前に佇む青年、なおつむじを中央にもってくること」だった場合に限り、100点の写真です。
「ワオ!正にパーフェクトだね!念のため、もう一枚だけお願いしてもいい?」
と、本音ベースでお願いしてみました。
もちろん!と彼はまた写真を撮ってくれ、
「これもパーフェクトだ!」
と言ってくれたんですね。
だから、マチュピチュの右側が写ってないんだってばよおおおお!!!!!!
カカシ先生エェェェェェ!!!!!
いや、写真撮ってくれるだけで感謝なんですけどね。
僕は最大限の「センキュー」を彼に伝え、別の人に撮ってもらうことにしました。
これ僕の偏見も大いに含まれてるんですけど、欧米の人、あんまり構図とか気にしない割合が高い気がします。
どこの国の人に頼むと安心かで言うと、
圧倒的に日本人が一番写真撮るの上手いんですね。
たまたま歩いてきた日本の方に撮ってもらった写真がこちら。
完璧。これからは日本語が聞こえてきたらすぐに写真をおねがいすることにしよう。
「臨場感のある写真を撮りたいです」と依頼して撮れたのがこちら。
美しいです。俺のフォームも美しいです。
せっかくマチュピチュ村に来たので数泊しようか悩みましたが、2日連続でマチュピチュはいいかと思ったので、明日クスコに戻ります。
またあのスタンド・バイ・ミーロードを歩くことになるため、僕はあげぽよです。