イブラヒムじいさんのお・も・て・な・しはクリステルを凌ぐ

 

一日一回、下のバナーを押して頂けると僕のランキングが上がります!!
「読んだで!!」のしるしに、是非クリックよろしくお願いします。


にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドSなねーちゃんたちの巣窟であるイミグレを無事に突破した僕たちは、
バスに乗ってエルサレムの中心部に向かいます。

 

国境から市街地までは30分ほど。
景色を見ながら、

 

「ここがイスラエルか…遂に来たな…

 

全国民のうち、果たして何割ぐらいが美女なのか…

 

今からヘブライ語で「むっちゃかわいいですね」だけ練習しとくか…

 

と、エグいぐらい真面目なことだけ考えていると、
一瞬でエルサレムに着きました。

 

 

 

o0800060012817202464

 

ダマカサス門という場所に到着。

ここから、エルサレムで有名な「イブラヒムじいさんの家」に向かいます。

「イブラヒムじいさん」は世界中の旅人の間で有名で、
イスラエルとパレスチナの間にある差別問題などを解決しようと活動している、平和活動家です。

「イブラヒムじいさん」は自分の家を宿泊施設として、ここエルサレムで旅行者に開放してるんですね。
安く泊まれるということもあり、オールシーズンで世界中の旅人が集まります。

 

 

何故イブラヒムじいさんがそんなことをしているかというと、
イスラエルやパレスチナの問題を旅人達に伝えるため。

その為、宿泊者である世界中からの旅人たちに対し、
色んなお話をしてくれます。

そんなイブラヒムじいさんは、
世界各国から招待されて演説なども行っている、ある意味伝説的な人です。
そんなすごい人の家に泊まれて、色んな話が聞けて、しかも安い。
行かない理由、まじでないです。

 

 

因みにイブラヒムじいさんの見た目は、事前にWebで調べたところ

 

o0700049512813397949

こんなカンジです。
威厳がありますね。「伝説の人」オーラが満開です。

 

イブラヒムじいさんの家への行き方は簡単で、旧市街から75番のバスに乗って、

「イブラヒムじいさんの家に行きたいです!!」とバスの運転手に告げると
「よっしゃ分かった任せとけ!!」みたいになります。
ちょ、個人情報オープンすぎ!!
 
 
 
 

走ること10数分、
バスの運転手が「この辺だよ!!」っていうから降りたら、ここどこってなったんですよ。

すると、なんか知らんですけど初見のオッサンが、こっちに向かって満面の笑みで手を降って何か言ってるんですよ。

しかも、そのオッサン尋常じゃないぐらい髪の毛クルクルなんですよ。
天パどころの騒ぎじゃないんですよ。

するとそのオッサンは床屋のオッサンだったんですけど、
「よく来たな!!まぁウチの中に入れ!!」
と、全然意味の分からないことを言うんですよ。

 


中には、おじいさんが一人だけヒゲを剃ってもらってる途中で、
「なんで俺ら呼んだん?」って80回ぐらい思いました。

いやなんかおじいさんに悪いし!!
僕ら行くトコあるんでもう行きますね!と言うと、

 

そのヒゲを剃ってもらってたおじいさんが急に、

「私の家に来るのかね?」

と言ったんですよ。

 

いや、僕らイブラヒムじいさんっていう人の家に行きたいんですよ!
ご好意はありがたいですけど、そっちに泊まるんです!
というと、

「そうか!じゃあ、私の家に来るんだね?」

とまたおじいさんが言うんですよ。

 

 

僕たちは全員、全身全霊の「?」状態に陥りました。

 

 

でも冷静が服を着て歩いてるような男・美山は、
あることに気づいてしまったんですよ。

 

「あ、このおじいさん、ちょっとイブラヒムじいさんに似てるな…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

o0800060012813397950

 

「私がイブラヒムだよ!!ようこそエルサレムへ!!」

 

 

 

 

 

 

ちょ、たまたま入った床屋でたまたまヒゲ剃ってたおじいさん、

たまたまイブラヒムおじいさんだったーーー!!!!

 

 

ちょ、こんなことある!?
てかヒゲ剃られてる最中にも関わらず、謎の外国人たちに微笑みかける時点で器デカすぎる!!俺絶対ムリ!

 

 

 

 

ヒゲを剃り終わるまでまだ暫くかかるというので、
僕たちはお先にイブラヒムじいさんの家に向かうことにしました。

イブラヒムじいさんの家は少し入り組んだところにあるので少し場所が分かりづらいのですが、
現地の子供達がむっちゃアクティブに案内してくれて、でもほぼ全員が何故か嘘をついてくるので更に分かりづらさが加速しました。

 

 

 

 

 

o0800060012813397952

イブラヒムじいさんの家に無事ついて、イブラヒムじいさんが帰ってくるのを待ちます。
これは家の屋上から見えるエルサレムの夜景。

教科書でしか知らなかった、イスラエルとパレスチナを隔てる「分離壁」も見えます。
イスラエルに来たんだなという実感が湧いてきます。

 

 

 

 

10分後、イブラヒムおじいさんが帰ってきました。

イブラヒムじいさんは僕達に会うなり、
竹野内豊の18倍ぐらいの良い声でこう言いました。

 

「ウエルカム!!」

 

そしてイブラヒムじいさんは間髪を入れずに、
福山雅治の52倍ぐらいの良い声でこう言いました。

 

 

「EAT!!!!(食べなさい!)」

 

 

 

 

 

o0800060012813397951

なんとですよ、イブラヒムじいさんは旅人たちの為に、
毎日料理を作ってくれているんです。
それも物凄い量を。

 

「ここは君たちの家だ。家の中にある何を使ってもらっても構わないし、
冷蔵庫にあるものは何を食べたって良い。

よく来てくれたね。ウエルカム!!」

 

ちょ、イブラヒムおじいさんのおもてなしクオリティ、尋常じゃない。
超えてる。この時点で既にもう、クリステル超えてる。

世界中で公演をしているすごい偉い人なのに、それを感じさせない柔らかい空気感であったり、等身大に接してくれるその人柄。

 

 

 

ヨルダンからの国境越え、アフロとの戦いからほぼ何も食べてなかったので、僕達は空腹の極み乙女でした。

あざますの精神をもって、作ってくれていた食事を頂きました。

 

「君たちがお腹いっぱいになれば、私は幸せなんだ。」
 
 
イブラヒムじいさんはそう言います。
まじ良い人すぎる。まじ癒される。体からマイナスイオン出てる。
 

料理はかなりの量があったので、僕たちビビるぐらい満腹になるまで食べました。
ガチでもう食えないぐらい食べて、

「ごちそうさまでした!!美味しかったです!!」

と言って僕たちは席を立とうとしましたんですね。
すると、イブラヒムじいさんから驚愕の一言が飛び出しました。

 

 

 

「EAT!!!!!(もっと食べなさい!)」

 

 

おっと!!笑

めちゃめちゃお腹はいっぱいなんですけど、イブラヒムじいさんがニコニコしてそう言うもんだから、
食べないわけにはいかないんですよ。

僕たちはあと少しづつだけ、料理をお皿に盛ってまた食べ始めました。

 

 

 

かなりキツいけど、ギリギリで次のお皿も完食。

「今度こそ、ごちそうさまでした!!本当に美味しかったです!!」

と言って席を立とうとした僕達に、
イブラヒムじいさんから驚愕の一言が飛び出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「EAT!!!!!!!(もっと食べなさい!)」

 

 

 

 

 

うわあああああ!!!!イブラヒムおじいさんのホスピタリティやべえええええ!!!!!

 

 

賄いの食べ過ぎで入院経験のあるフードファイター美山にとって、第三ラウンドに突入することはかなり危険な賭けでしたが、

イブラヒムじいさんの笑顔を曇らせるわけにはいかないと、
3皿目に突入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
その夜は、マーライオン寸前で暫く寝れませんでした。
 
後から知った驚愕の事実なんですけど、
途中で食べるの切り上げてもイブラヒムじいさん全然気にしないらしいです。
まじ早く言ってほしい。
 
 
 
 

 

世界三大宗教の聖地、パレスチナとの差別問題など、
エルサレムは世界一周のうちでも特に来てみたかった場所でした。

明日から、ゆっくり時間をかけて街を見ていこうと思います。

 

 

 

一日一回、下のバナーを押して頂けると僕のランキングが上がります!!
「読んだで!!」のしるしに、是非クリックよろしくお願いします。


にほんブログ村

 

 

最新情報をチェックしよう!