パレスチナ自治区の中心で、久保田先生に謝る

 

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パレスチナの分離壁。
ここに来る前の僕のそれの認識は、「遠い国で起こっている、差別問題」という浅いもの。

中学校の歴史で先生の話をボヘーって聞いてる時は、まさか自分がそこに実際に行くなんて想像もしてなかったですけど。

「危ない」というイメージも先行していましたが、イブラヒムじいさんによると、普通に訪れるぶんには安全とのこと。
内部で気をつけること等をしっかり確認した上で、あの「パレスチナ自治区」に行ってきました。

 

 

 

 

イスラエルからパレスチナ自治区に入るには、検問所を通り、パスポートチェックを受ける必要があります。
国境でもないのに。

 

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上に有刺鉄線が張り巡らされてて、通常の入国審査とはまた違う、なにやら重い雰囲気。

僕らは日本のパスポートを見せただけで入るのを許可されますが、
逆にパレスチナの人がイスラエルに入るといった場合、そう簡単にはいきません。

 

 

 

 

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検問所を越えると、ここはもうパレスチナ自治区です。

無機質な灰色をしている、この高い分離壁。
別名、アパルトヘイト・ウォール。

 

 

イスラエルとパレスチナ自治区の境目にあるこの壁はまだ完全に完成していなく、今も建設作業が続いています。

「テロリストのイスラエルへの侵入を防ぐため」に、イスラエル政府によって建設が始まったこの壁は、
完成すれば全長700kmにも及ぶといいます。

しかしこの分離壁の建設は、国際的に不当な差別であると世界中から非難されています。
国連でも、2003年10月21日に壁の建設の中止と撤去を求める決議が出されています。

 

 

 

 

 

 

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パレスチナの人たちは、この壁の外に出ることを夢見ながら、
長い間過ごすことになります。

 

 

 

 

 

イスラエル側の分離壁には何も書かれていませんが、パレスチナ側は
パレスチナの自由や独立を願った、カラフルなアートで埋めつくされています。

 

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泣く、自由の女神像。

 

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壁の中のクリスマス。

 

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無駄にストリート風のやつもあります。

 

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どう見ても進撃の巨人にしか見えないやつもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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パレスチナの街を歩いてみました。

「パレスチナ人=怖いんじゃないか」

ここに来る前にもっていた僕のその先入観は、20秒くらいで壊されました。

むしろ、そのへんの国の人より全然みんな温かくてフレンドリーでした。

 

 

正直、パレスチナ周辺というと毎日銃弾が飛び交ってるような、そんなところをイメージしてたんですよ。
しかし僕が訪れたときは全然そんなことはなく、普通の人たちの生活がそこにはありました。

 

 

 

 

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しかし、イスラエルによって差別されている「闇の部分」があるのも事実でした。

ここは、ユダヤ人によってパレスチナ人が追い出されてしまい、ゴーストタウンと化した街の一角。

 

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 「ヘブロン」という街の中心部では、二階にユダヤ人が住んでいて、一階にパレスチナ人が住んでいます。

その上に住んでいるユダヤ人が、時々嫌がらせでゴミを投げてくることがあるそうです。
そこで、屋根と屋根の間に網を張り、ゴミが下まで落ちてこないようにしているそうです。

 

 

僕、この光景を説明されたときに、初めて「差別」というものを目の当たりにしたんですね。
やはり、教科書やニュースで見るのと、実際に感じるのは違います。

いざ目の前にしてみると、自分には想像もつかないぐらい、
悲しくて、重くて、切ない。

 

 

 

 

 

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イスラエルは徴兵制度をとってて、原則として高校を卒業した人全員が3年間の兵役に就くらしいんですよ。
ってことは、ライフル銃を肩から提げているお前らだいたい
年下かい!!いかついな!!

まじで皆、俺らがスマホを持つ感覚で銃もってますからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パレスチナ問題に限らずですが、こうして世界をまわっていると
ニュースで聞いたことがあったり、昔勉強したりしたことが現実として目の前に現れます。

僕、高校の時の久保田先生の世界史は一切勉強しなかったくせに、
旅してる間はなるべく時間をとって、次に行く国、地域の勉強をするようにしてるんですね。
偉すぎます。

 

ただその土地を訪れるだけではなく、どういった経緯を経て現在に至っているのかを知ってから行くと、
知識として自分の中に蓄えることができますし、より細部までその場所を楽しめるようになります。(※当社比)

 

 

 

 

 

 

 

欧米では、高校や大学を卒業してからギャップイヤーをとって、
インターンシップや旅を通じて世界をみてくるというのは一般的だと言います。
実際に、そういった若者たちにこれまでたくさん出会いました。

現実的に考えて、日本にすぐその文化を浸透させるのは難しいかもしれませんが、
こうして色んな国の文化に触れたり人の話を聞くことは、人生の幅を広げて、豊かにすると個人的には思います。

 

 

 


「グローバル・パスポート・ランキング」で日本は世界トップクラスです。
そんな有益性の高いパスポートを保持している国なのにも関わらず、パスポートの保有率は20%前後となっています。
ちょ、低すぎない!!??ビビるんですけど!!!!
とは言いませんが、国際比較でみても、米国は42%、カナダ66%、英国に至っては80%となっているので相対的にも低い数字ではありますね。

外に出ることが全てだとは思いませんが、
人生長いので、一度は行ってみてはどうか?とは感じます。


観光環境が整っているが故に国内旅行でも楽しめるため、「海外に行かなくても満足してしまう」ことが日本のパスポート保有率が低い要因との観光的な視点もありますが、やはり価値観の違いの振れ幅としては圧倒的に日本国外の方が大きいです。
このブログを読んでくれた方が一人でも刺激を受けて、海外に興味を持ってくれたらいいなと思います。

 

 
 
 

 

 

 

 

 

今まで訪れた国の中で最も「非日常」が強く、日本の常識からかけ離れた世界だったのがこの中東イスラエル。
差別・宗教など、今まで生きていて意識することの無かったものばかりが、路上に転がってます。

 

 

 

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因みに、バンクシーはこのパレスチナ側の分離壁にもアートを残していきました。

イスラエル兵達に銃を向けられながらも、体を張って作品を完成させたみたいです。
イケメン。やっぱりバンクシー兄さんはイケメンすぎる。

 

風船につかまる少女が壁を飛び越えていく様子で、
パレスチナ人へのサポートの意を表明しているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段のふざけた文章は仮の姿で、
こういう真面目なことばっかり言うのが本当の僕だということが、分かって頂けると幸いです。

 

 

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