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イスラエル滞在中、パレスチナ自治区には何度か足を運びました。
その度に、厳重な警備のゲートを抜けて。
パレスチナ自治区の今回訪れたゲートからエルサレム旧市街まで、バスがあると聞いていたのに、無い。
なんでやねん。
タクシーは、そうですココは先進国のイスラエル。
高いから乗らない。
よし。ヒッチハイクや。
トミーとアキラさんと3人で、ヒッチハイクをすることに。
イスラエルでのヒッチハイクは、初です。
ヒッチハイクを始めて、5秒。
近くに止まってた車がなにやら発進しそうだったので、学校へ行こう!の
「どこ行くんですかゲーム」を彷彿とさせるテンションで、一応聞いてみたんですよ。
美山「あのーこれからどこ行きますか?」
オジサン「旧市街だよ。」
美山「!まじですか。僕ら最高の日本人イケメン三人組なんですけど、良かったら乗せていってくれませんか?」
オジサン「いいよ。」
うおおあざっす!!!!
という、少し離れたところで親指を立てていたトミーとアキラさんが切なくなるぐらいスムーズにヒッチハイクが成功して、無事に帰宅をかましました。
エルサレムでは毎週金曜日に、「ヴィア・ドロローサ」と呼ばれる道で、キリスト教徒たちによる行進が行われます。
「ヴィア・ドロローサ」はイエスキリストが死刑と判決されてから、ゴルゴダの丘まで十字架を背負って歩かされたと言われている道のことです。
全部で1キロほどの道のりなのですが、途中途中に「イエスが十字架の重みで倒れた場所」、「イエスがマリアと出会った場所」などの14コのチェックポイント的な場所があります。
僕が写真を撮ったこの場所は「Ⅴ(5)」なので「キレネ人であるシモンがイエスに代わって十字架を背負わされた場所」らしいです。
シモン、お前は何者や。なんでとばっちりくらってるんや。
僕、キリスト教でいうと今までザビエルの髪型にしか興味なかったんですけど、さすがに聖地であるエルサレムに来ると色々考えさせられて、勉強もそこそこしたんですよ。
中学高校合わせて6年間の歴史の授業で学んだキリスト教の知識、3日で追い抜くぐらいのモチベーションをみせてたんですね。
そういうことで、せっかく巡礼があるということで見に行ったんですよ。
聖地のキリスト教の方々がやるんだから、それはもうむっちゃガチだろうと。
巡礼に参加してるメンバー、8割ぐらい観光客でしたからね。
勿論、キリスト教徒の方々はすごく真剣に賛美歌とかを歌っていて、雰囲気出てたんですけどね。
それに続く観光客の方々が「キャッキャッ」してたもんで、真剣な先生についていく遠足の生徒たちみたいになってる感は否めなかったですからね。
でも、あの有名な(3日前まで知らんかったけど)「ヴィア・ドロローサ」を実際に歩くことができて良かったですよ。
まず、名前がカッコいいですもんね。「ヴィア・ドロローサ」。
バンドの名前でありそうですもんね。
聞いて下さい!!「ヴィア・ドロローサ」ファーストシングル、
「ザビエル・フォーエバー」!!
イブじいんちの近くにいた、ラクダ。
優雅な佇まいだな。いいトコの出身だろ、お前。
って、ちょ、おま、ブサイク!!!!
ブサイクだなお前!!!!!!
正面からみたら、なんちゅう顔してんの!!!!
いいトコの出身とか言って、すまん!!間違ってた!!
エルサレムに滞在したのは一週間ほど。
その間、ずっとイブラヒムおじいさんの家にお世話になりました。
イブラヒムおじいさん、通称イブじいは実はむっちゃすごい人なんです。
パレスチナ人だから、パスポートは持っていない。だけど、平和活動家として認められているから世界中から招待を受ける。
ホワイトハウスでも演説したことがあるという、完全にワールドクラスのハイパーじいちゃん。
そんな世界的に活動を続けるすごい人なのに、それを微塵も感じさせない物腰の柔らかさ。
俺らが家に帰ると「ウエルカム!!」と毎回元気に迎えてくれて、
ご飯ができると「FOOOOOOOOOOD!!!!!!!!!!!!!!(ごはーーーーーーーーん!!!!!!!!!)」とサッカーでゴールが決まった時ばりにテンションを上げて部屋にいる皆を呼ぶ、
そんなイブラヒムおじいさんを、僕らはかなりの勢いでBIG LOVEでした。
この「イブラヒムピースハウス」は、パレスチナ人であるイブラヒムおじいさんが世界中で平和活動をする傍ら、
「イスラエルとパレスチナの現状を、この土地を旅する人に知ってほしい」
という想いで運営されている、イブラヒムおじいさんの普通の家です。
実は、ゲストハウスでもなんでもありません。
イブじいにも、最初の日に言われました。
「冷蔵庫に入ってるものや、この家にあるものはなんでも食べて、使っていいよ。それにいちいち許可を取る必要はない。
何故ならここは君たちの家だからね!ウエルカム!」
暗黙の了解で一泊50シュケル(1,500円程)は入れようということになっていますが、基本的にここでの宿泊料は寄付制になっています。
(物価の高いイスラエルで、一泊50シュケルというのは格安です。)
しかし寄付制であるが故に、宿泊料を収めずに出て行ってしまう旅行者がいることも事実らしいんですね。
しかも悲しいことに、モラルが服を着て歩いているような国民性のはずである日本人の中にも、料金を払わずにいってしまう人がいるそうです。
それによる資金不足で、最近このイブラヒムピースハウスの運営を続けるか迷っているとイブじいが言ってたんですよ。
「勿論、運営は続けたい。パレスチナの現状を、この場所で伝え続けたい。
しかしこの頃、料金を払わずにいってしまう旅行者が多いことも事実で、心が痛む。実を言うと、最近は電気代や食事代はある程度私が自腹で払っている。しかし、それもそろそろ限界かもしれない。」
僕はイブじいと、よく夕食の時間が終わったあと2人で一時間ぐらいガチで話していたのですが、
その時にこんなことを漏らしていました。
僕がイスラエルに行ったのは2013年の8月頃で、もうすぐ一年が経とうとしてるんですよね。
今現在、イブラヒムピースハウスがどんな状況にあるのか正確には分からないんですけど、
風のウワサで、まだ運営はしているということを聞きました。
イスラエルのエルサレムという世界でも特別な場所で、
こういったすごい方のお話を気軽に聞ける場所って、中々無いと思うんですよ。
ものすごく重要で、かけがえのない場所だと思うんですね。
イブじいの体力的な限界が来てイブラヒムピースハウスを閉めるっていうのなら仕方がないけど、
旅行者がお金を払わないせいで資金のやりくりができなくなって閉める、っていう形は悲しいし、避けたい。
もう日本にいる僕ができることって、
こうやって情報発信することで現状を伝えて、イブじいの想いや、やっていることに共感してくれる人を1人でも増やすことだと思うんですよ。
そして、日本人でもお金を払っていかない人、ごく少数だとは思うんですけど、そういう人が一人でも減ればいいなと思います。
でも、イブラヒムピースハウスまだやってるなら良かった!!
イブじいは恋バナもむっちゃ好きなので、たまにグータンヌーボみたいになる会があります。
彼は僕の50コ上ぐらいなので、その豊かな人生経験から繰り出される珠玉の恋愛アドバイスは非常に尊いです。
長いこと滞在した中東イスラエルを抜けて、次はエジプトに向かいます!!
アフリカや、アフリカ!!
夢にまで、は別に見てないけどアフリカ!!!!
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