ナイトヒッチハイカー•美山

 

一日一回、下のバナーを押して頂けると僕のランキングが上がります!!
「読んだで!!」のしるしに、是非クリックよろしくお願いします。


にほんブログ村

ガラケーの方はこちら。

世界一周ブログランキング

 

 

 

 

o0800060013338321721

 

さて、何もなさすぎてウケる町「チャイ」に取り残された僕たちですが、
目的地のイスタンブールまではまだ300キロ以上の距離があります。

もう夜だし今日はとりあえずこの町で一泊して、明日また行動を開始しよう、
ってなるのが普通です。普通っていうか、圧倒的に無難です。

ただ、圧倒的にカリスマでありたい美山は、
普通だと考えもしない、ある決断をかましました。

 

 

今からもっかいヒッチハイクしよう。

 

 

これ、まじで常人じゃありえない考えですからね。
何故かって、夜にヒッチハイクするって意味分かんないんですよ。

ヒッチって、昼にやるのが前提ですからね。
考えうる限り最高に意味分かんないことを想像してみてください。それの15倍は意味分かんないです。

 

いや、そもそも行き先のボード見えないですからね。
とりあえずやってみますけど、車なんてつかまるハズないんですよ。夜にヒッチハイクして車つかまるとかまじでありえつかまったやんけ!!!!!!

 

 

 

まさかの、イケイケのトルコ人にーちゃん3人集団がスムーズに乗せてくれました。ミラクル。

「イスタンブールまでは流石にいかないけど、近くの栄えてる街まで乗せてってあげるよ!!ウェーイ!!ヒャッハーーーイ!!!!」
とのことでした。

 

何故か少しビビるぐらいテンション高かったのが気になったんですけど、
僕もテンアゲで対応すればいいだけの話なのでそこは大人しく車にライドオンしたんですね。

 

o0800060013338322020

 

走り始めて30秒、僕、ちょっとした異変に気が付いたんですよ。

むっちゃ蛇行運転するし、30秒に1回ぐらい「ヴァーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!」って言うんですよね。

まぁ世の中には色々なスタイルのドライバーがいますからね。
この人はテンアゲで運転するのが好きなんでしょう。

僕もテンションを合わせないと失礼だと思い、「ヴァーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!」って言ってあげていました。

 

ふと運転席を冷静に見てみると、
僕、圧倒的な事実に気がついてしまったんですね。

 

 

 

 

 

o0307026213215128584

 

運転してる奴、むっちゃテキーラ飲んでるんですけど

 

ちょ、これガチでアカンやつ!!!!
ラルクアンシエルとは違う意味での、ドライバーズ・ハイや!!!!

 

僕、この世界一周の旅でもトップ3に入るぐらい「これ死んだ」と思ったかも分かりません。

1つはオーストラリアでサーフィンしてる時に、3メートル先にサメみたいなヒレがスーってなってた時(結局イルカだった)時と、

もう1つはマチュピチュに向かう途中にスタンドバイミーみたいに線路の上を歩く道があるんですけど、後ろから電車きて追っかけられたときです。

それに並ぶぐらい、僕の旅人センサーが赤く反応しました。

 

 

LMFAOばりにテキーラをショットで飲み干した彼は「ヴァーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!」と華金の雄叫びをあげながら、
2013年で蛇行運転してた人の中でも1番蛇行してたんじゃないかと思うぐらいのドライブをみせ、

三半規管が人類の15倍強いと謳われる美山をガチ酔いさせるという快挙を成し遂げた挙句、
結果無事に目的地まで送ってくれました。

 

 

 

o0800060013338322021

 

僕がガチ酔いしたということは、勿論トミーもガチ酔いです。
チューハイで「ほろ酔い」ってありますけど、あれ、この時の僕らが飲んだらほろ酔いどころの騒ぎじゃ済みませんからね。
「ゲロ酔い」ぐらいにはなると思います。

 

体力的にも精神的にも限界だったこともあり、
さすがにこの日はちゃんと寝ようということで、

このよく分からない街のこの謎のハンバーガー屋の、
この机でこの姿勢で寝ました。

ふかふかのベッドじゃなきゃ寝れない?甘いこと言ってんじゃねぇインドのカレー食わすぞ

 

 

 

 

 

 

 

朝がきて、ビビったんですよ。
むっちゃ寒かったんですよ。

 

リアルに、北海道の真冬の厳しさを知ってる僕がビビるぐらい寒かったんですね。急に。

しかし、寒かろうがなんだろうが僕らには「ヒッチハイクする」という選択肢しかありません。
ここまできて、お金払ってバスに乗るとか、論外です。

僕とトミーは、バックパックに入っている布という布を体中にまきつけ、
ちょっとしたボンレスハムのような風貌でヒッチハイクを再開しました。

 

するとなんとですよ、

 

 

 

余裕で車止まらなかったんですよ。

 

 

寒すぎることもあって、
僕とトミーはまたしても心が折れかけていました。

 

「ユースケさん、俺…最後にいちごパフェが食べたいです」

 

トミーが生命活動の限界を迎えそうになったその時、

 

トラックでも一般車でもなく、イスタンブール行きのバスが、何故か
バス停もないのにキキーーッ!!と僕らの目の前に止まったんですよ。

 

そう、僕らが論外とか言ってた、バスです。

バスなんて、まじでもってのほかです。
1円もかけずにイスタンブールに帰る、それで初めてヒッチハイク成功ですからね。
止まってくれたのはありがたいんですけど、乗らないですよ。

 

すると運転手さんが降りてきて、
驚愕の一言を僕らに放ちました。

 

 

 

 

 

 

「お前ら、なんでこんなクソ寒い日にヒッチハイクなんてしてんだ!!カゼひくぞ!!
お金払わなくていいから、のってけ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

o0800060013338322019

o0800060013338322022

o0800060013338322454

 

 

 

 

 

 

 

 

 

o0800060013338322457

 

 気付いたら、僕らはまたトルコで1番位の高いバス会社

「メトロ」の1番いい席で寝てましたからね。

超快適なシートで寝て起きたら、
余裕でイスタンブール着いてました。

 

 

 

 

今回もまた、ヒッチハイク余裕でした。
いや、すいません運転手さんありがとうございました。トルコまじ愛してる

 

 

一日一回、下のバナーを押して頂けると僕のランキングが上がります!!
「読んだで!!」のしるしに、是非クリックよろしくお願いします。


にほんブログ村

ガラケーの方はこちら。

世界一周ブログランキング

 
 
最新情報をチェックしよう!